【もっと海外へ 2018】2018年はスローライフ都市「チッタスロー」を訴求するトルコ

【もっと海外へ 2018】2018年はスローライフ都市「チッタスロー」を訴求するトルコ

 羽田空港国際線ターミナルで3月30日~4月1日に行なわれている「もっと! 海外へ2018 ~羽田から世界へ~」では、外国の政府観光を担う当局から多く出展している。■トルコ共和国大使館 文化広報参事官室

 トルコ共和国大使館 文化広報参事官室のブースでは、「3月5日にできたばかり」という各地のローカルフェスティバルを紹介するパンフレットなどを配布。直近では、イズミルから1時間ほどのエーゲ海のリゾート地であるアラチャトゥで行なわれる「アラチャトゥ・ハーブ・フェスティバル」が4月に開催される。

 このエリアは、JATA(日本旅行業協会)のチーム・ヨーロッパが選定する「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に選ばれた、イズミルからエーゲ海への半島にある「エーゲ海オリーブ街道」に含まれる。オリーブオイルやワインの製造で長い歴史があり、特にイオニア系の古代都市遺跡には世界最古級というオリーブオイル工房があるという。このハーブフェスティバルをきっかけに、オリーブオイル、ワイン、古代都市遺跡、そしてエーゲ海リゾートと、近隣エリアでさまざまな観光を組み合わせて楽しめる。

 2018年には、トルコ国内に15都市ある「チッタスロー」を訴求する。チッタスローという言葉をブランディングし、スローライフ、スローシティの楽しみ方をメディアなどを介して日本人に発信していく。

 ちなみに、トルコの治安については先日、JATAの視察ツアー報告(関連記事:トルコの治安は「驚くほど普通」、日本旅行業協会が視察ツアーを報告)にもあったとおり、当局の治安強化が功を奏している状況。1月の日本人渡航者数は前年同月比で75%増加したそうだ。

 また、2018年10月29日には、現在のイスタンブール・アタチュルク国際空港に変わる第3空港がオープン。まずは6000~7000万人のキャパシティでオープンするが、最終的には滑走路6本、旅客キャパシティ2億人規模へと拡大する予定だ。3月時点の進捗は85%完成で、発表された10月29日のオープン日に向けて順調に工事が進められているという。

■日本アセアンセンター

 日本アセアンセンターは、東南アジア10カ国を網羅した観光パンフレットなどを配布。各国のシンボルが描かれたスタンプを使ってオリジナルコースターを作ることもできる。

 また、日本アセアンセンターのInstagram公式アカウント(@aseanjapancentre)をフォローすることでオリジナルグッズをプレゼント。10カ国のグルメがイラストで紹介されたクリアファイルや、シンボルのシールなど、アセアンセンターならではのアイテムを提供している。

■フィリピン観光省

 フィリピン観光省のブースでは、マニラ、セブといった定番スポットの観光情報や、語学留学を進めるパンフレットを配布。語学留学は、欧米などと違ってマン・ツー・マンレッスンが中心で、しかも安価であることから人気が高まっている

 LCCの就航などもあって日本からの渡航者数も2017年は約58万人と前年比9%のアップ。インバウンドも前年から22%増と交流人口が拡大。ジェットスター・アジアの関空~クラーク線は、フィリピン国内を訪れる際にマニラに替わる路線として期待されているようだ。

 また、セブ島では空港に国際線専用の新ターミナルが2018年に開業。9月にはボホール島に国際空港が完成することで、マニラ、セブに続くフィリピンの観光地として注目が高まるかも知れない。

■パラオ政府観光局

 パラオ政府観光局のブースは、パラオの観光紹介とツアー商品のパンフレット配布を実施。日本からの渡航者数は3万人弱で、デルタ航空による成田~パラオ線が5月に運休する予定となるなど逆風もある。

 しかしながら、旅慣れた人にとってはビーチリゾートとして人気が根強く、2017年に発売されたJAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)のチャーター便を利用したツアーも人気を集めたという。ネット環境はあまり整備されていないようなので、ビジネスの世界から遠く離れてリセットしたい人には特に魅力に映るようだ。